こんにちは　『三笠』　です。


精密機械加工では、なくてはならない工具の一つにノギスがあります。


今日の工具は、【ノギス】の話です。



ノギスとは、一般的な品物の外側、内側を精密に計測する工具になります。

機械系でない方には馴染みの薄いものですが、

DIYなど、日曜大工をする方であれば、

一本あると何かと便利な代物です。


また、使い方次第では、段差や深さを測定することも出来ます。



ここではノギスの基本の名称や、簡単な使い方を記しておきます。



--ノギスの【名称】--




--ノギスの正しい【使い方】--

・使用前に必ず、確認としてジョウを密着させたときに必ず”0ｍｍ”になっていることを確認する。
・バ―ニアを動かしてみてスムーズに可動することを確認する。
・ジョウやクチバシにつぶれが無いことを確認する。


--ノギスの【測定】--

試しに今回カラーの測定を試しにしてみます。　

ミスミ製　型式　WSSB16-10-3 

これは、外形Φ16　内径Φ10　厚みt3　の商品です。

　
(外側を測る)


測定値は、15.91ｍｍ　となります。


(内径を測る)


測定値は、10.15ｍｍ　となります。


(厚みを測る)
今回のカラーの様な厚みの場合
通常は外側測定のように挟んで測るが正解ですが、
ディプスで測ってみます。


少し見づらいですが、ディプス測定しています。
結果は、



測定値は、3.00ｍｍ　となりました。



この様に、精密部品を製造している我々『三笠』では、

毎日欠かす事の出来ないノギスですが、

趣味でちょっとした工作やDIYなど

手掛ける方にはあると便利な一つかもしれません。